【保護者必見】子どもが野球始めたい!始める前に知っておくこと

野球ってまず何をしたらいいの?

・こどもが野球をやりたいと言っているけど何をしたらいいのか分からない

・道具は何を買ったらいいの?

・投げる・打つ・捕るなど色々あるけど何から始めたらいいの?

このように、子どもが初めて野球を始める時にお悩みの保護者の方々も多いと思います。

また、野球はルールが複雑で難しい、たくさんの道具を用意しないといけないの?、「投げる」「捕る」「走る」「打つ」のたくさんの要素があって何が一番いいんだろうと感じてしまいます。

しかし、子どもには頑張ってほしい、成長してほしいと考えるのではないでしょうか。

こんにちは!BR PARK野球教室の谷口です。

現在も社会人硬式クラブチームでプレーを行いながら、子どもたちの向けの初心者のための野球教室を開催しております。

たくさんの経験から保護者の方々にアドバイスをしたいなと思います。

上記の悩みにまずはお答えします。

これを聞くとなんだやはりキャッチボールかと感じる方もいるかもしれません。しかし、やはりキャッチボールなんです。

親になったら子どもと公園でキャッチボールするのが夢だった人も多いのではないでしょうか。

そのキャッチボールを是非やってほしいと考えます。

バッティングじゃないの?と思う方もいると思います。バッティングは、まずバットにボールを当てなければなりません。

バットの形状は、細長く、接地面は球面です。なので、向かってくる丸いボールにして、球面のボールと球面のバットの中心が水平にぶつからなければまっすぐ打球がとびません。また、子ども用のバットは、60cm~80cmの長さがあり、重さは350g~650gほどの重さがあります。

バットは手のひらで握って打つため、操作を行う手から、重さがあり、長さがあるバットは扱う、操作する感覚が難しく、初めて野球を始めるお子様にとって、実は非常に難易度が高い作業なのです。いきなり難度の高いバッティングから初めて、野球を嫌いになってしまうのはもったいないです。

大人の方もバッティングはスランプがあり、悩んだ経験をした人もいたのではないでしょうか。

では、なぜやはり「キャッチボール」なのか。

それは、子どもたちの「できた!」感覚を大切にし、頑張りたいを育てることが大事だと考えるからです。

ポイント① 親子で手軽にスタートできる!

キャッチボールは、できる公園も多くグローブとボールがあれば簡単に始められます。

しかし、バッティングは金属バットがグローブに比べ高く、バッティングができる公園も多くありません。

それに加えキャッチボールは、お子様の年齢や経験に合わせてボール、距離、速さ、場所などを調整できる点も子どもの成長に合わせることが可能です。

初めてのお子さまにはやわらかいボールを使い近い距離からスタートすることでバッティングや捕球に必要やボールの軌道や距離感を養うことができます。

ボールを手のひらで握り、投げることを必要とする動作なので手、指先の感覚、肩や腕の動きのコントロールなど発達に必要な基盤能力を育みます。

親子でキャッチボールをした思い出を覚えている人も多いと思います。私もその一人です。大人が思う以上に子どもは「親と過ごした時間」を覚えているものです。特にキャッチボールは、お互いが向かい合い行う運動です。お互いにボールを投げ合い、受け取りながら行います。

また、親子で身体を動かすことで、ストレス解消にも効果的で、子どもだけでなく、親の運動不足解消にも繋がります。

さらに屋外で身体を動かすことで自然と触れ合う機会も増え心身ともにリフレッシュすることができます。

ポイント② 投げる動作は野球のすべてのプレーにつながる!

投げる動作は、近所の公園で簡単に親子で始められるとお伝えさせて頂きました。

投げる動作は全ての野球のプレーにつながります!野球はまずピッチャーがバッターに投げることからスタートします。

また、守備でアウトを取るためには捕って→投げるの動作が必要になります。投げる動作を疎かにすると、全てのプレーにつながってしまいます。

更に、投げると打つには動作的に共通点が多くあり、投げる動作を大事にするとバッティングにもつながります。

投げる、打つ動作も軸足に体重を乗せ、重心を保ちながら下半身、腰、肩、手の動きを連動させて身体の回転を行うことでより大きな力をボールに伝えております。

感覚や伝え方の部分では少し違いはあるものの身体の動作、連動性など多くの共通点があることから投げる動作を行うことで自然にバッティングで必要な動作を身につけることができます。

ポイント③ 運動の能力向上!

キャッチボールは、親子でできるまず最初に野球を始める子どもにやってほしいと紹介させて頂きました。

なぜならキャッチボールは、コーディネーション能力を育てることができます。

コーディネーション能力とはなんなの?と思う方もいらっしゃると思います。

コーディネーション能力とは自分の身体をスムーズに動かし、様々な状況に合わせて適切な動きを行う能力のことです。運動をする時は様々な能力が複雑に組み合わさりこの能力を自然に育むとされています。

特にキャッチボールは身体の感覚機能、全身の身体の使い方から成り立っています。

キャッチボールが、コーディネーションを向上させる基になる理由を説明します。

  • キャッチボールは、手と目を連動させ、正確にグローブを動かしキャッチができるようになります。
  • とる動作は、自分とボールの位置関係を空間、時間的に把握し空間認知、定位能力の発達を促します。
  • 投げる動作は、手先の細かい動き、下半身から上半身への連動が必要な動きのため、いろんな動作つなげスムーズにリズムよく自分の身体を動かします。
  • キャッチボールは、リズム能力、バランス能力、連結能力、定位能力、識別能力など身体能力全般を向上させる効果があり、これらの能力は将来的にスポーツに取り組む力をつけることができます。

このような能力はプレゴールデンエイジ期(運動能力の発達が著しい乳幼児期~12歳の時期)に運動神経に関わる神経系が成人の約95%まで発達すると考えられています。

まとめ:初心者のスタートは、是非キャッチボール!

是非、最初は親子でキャッチボールから始めてみて下さい。

キャッチボールは、続けるうちに少しづつ身体の感覚機能が発達し、「できた!」感覚を子どもたちが感じてくれます。

その「できた!」感覚が子どもたちの「もっと頑張りたい!」「楽しい!」の実感につなげます。

「できた!」「頑張った!」という喜びは、どんなことにも通じる大事な感覚です。

最初は子どもが楽しむことを優先し、キャッチボールの際は「ナイスキャッチ」「ナイスボール」と褒めてあげましょう。

子どもは、親に褒められるとすごくうれしいものです。上手くできなくても「次はとれるよ」「おしい、大丈夫」など前向きな声をかけてあげましょう。

まずは上手くできるかどうかよりも「また、やりたい!」「頑張りたい!」と思えるような環境を整えることが大切です。

また、子どもの成長には親のサポートが必要不可欠です。親は子供たちにとって一番身近で安心できる存在です。そんな親が子どもの「やりたい!」「頑張りたい!」を応援するサポーターになれればどんな優秀なコーチよりも強い味方になるはずです。

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